夏休みがはじまりみなさんいかがお過ごしでしょうか。親と一緒にいると子供自身でお金を支払ったりする機会は少ないかと思います。そこで子供と接する機会が増える夏休みを利用して、お金について一緒に学ぶことにしました。
はじめのマネー本におすすめ!
そこでおすすめなのが、『図解 はじめて学ぶみんなのお金』(エディ・レイノルズ他 著 マルコ・ボナッチ イラスト 浜崎絵梨 訳 伊藤元重 監修 晶文社)になります。
イギリス発の学校では教えてくれない絵で見てわかるお金の本。金融の入門書におすすめ!
先日お金の勉強として趣旨は伝えず、現金1,000円を小学生の息子に渡しました。1週間後に渡した1,000円の状況について確認したところ、ジュースやお菓子に使ってお財布には現金数十円だけが残っておりました。
まぁ、親としてはもっとうまく使ってほしかったなと思いました。
こんなこともあり、夏休みは読書感想文の課題もあるので子供と一緒にお金について学ぶことにしました。
本書は小学生でも理解できるか?
本書は小学校高学年から大人まで幅広い世代で学べる内容になっています。
本書のあらすじには、”ローン、利子、投資、税金、保険・・・学校では教えてくれないけど、長い人生を自分らしく、心豊かに暮らしていくために必要なお金の基本が一冊に!毎日なにげなくつかっているお金が社会に求められるようになった理由から、幸せな暮らしに必要なお金との付き合い方まで、お金と人間のかかわりをさまざまな観点からていねいに解説”と記載がされています。
本の構成
第1章:お金のしくみと役割
第2章:お金の成り立ち
第3章:銀行のしくみ
第4章:稼ぐ、借りる
第5章:使う、増やす、寄付する
第6章:政府とお金
第7章:大きな問題
用語解説と索引
小学生、中学生、高校生とその親には読んでほしい一冊!
本書を読むと、メソポタミア時代のオセアニアではイルカの歯がお金として使われていたお金の成り立ちから、銀行のしくみ、借金、マネーロンダリング、投資、税金のしくみ、交渉のコツなど幅広いことが学べ大人としても勉強になる内容です。また、今年4月には成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、「アパートを借りる」、「携帯電話を購入」、「クレジットカードを作る」、「ローンを組む」といった、これまでは親の同意が必要であった契約が、一人でできるようになりました。この法改正の最大の意義は、高齢化に対する「未成年とされてきた18歳・19歳」に対し、社会への主体的な参加を促すことです。本書の、”すべてはきみ次第・・・きみの人生設計にかかわってくる”は突き刺さります。世界情勢の不安、ITの進歩、日本は超高齢化社会など、私たち現役世代と子供たちは厳しい環境下で生きていかなければならないと考えたら、「無知ではいけない」、「賢い消費者」にならなければならないと思いました。
社会に出てお金の失敗など苦労した経験は子供達にはさせたくないと思うでしょう。
夏休みを利用して子供と一緒にお金の勉強はいかがでしょうか。